2014/08/25

病院がネットワーク化することのメリット

昨年、アメリカのThedaCare(シーダケア)がMayo Clinicのネットワックに入ったことをブログで書いた。
質を高めるための地域を超えた連携 - 医療、福祉に貢献するために

先日、ネットワークに入ってから1年が経過したらしく、その成果の動画がアップされていた。

   

この動画によると、患者の追加費用なしで、1年間で200件のeConsultが実施され、メイヨークリニックの専門家に相談でき、なおかつ、86%の患者はそのまま地元で治療を継続できたとのこと。

それなりに力のある医療機関同士が手を結ぶことは、患者にとって大きな魅力になる可能性があるだろう。最初から金銭的なメリット・デメリットを中心に判断するのではなく、患者中心でのメリット・デメリットを考えることが重要ではないだろうか。

正直、日本の医療機関は診療報酬をベースに考えがちだ。そのせいで柔軟な発想が妨げられているのだとしたら、非常にもったいないことである。