2016/11/13

オープンデータは新たな議論のきっかけとなる

ヘパリン類似物質ローション0.3% 外来分(院内処方+院外処方)
年代別 先発品・後発品比率(数量比率)
出所: 厚生労働省 第1回NDBオープンデータ(診療年月:H26年04月~H27年03月)を基に作成
15歳から60歳まではほぼ一定比率でジェネリックが処方されるのに、若年層と高齢層はジェネリックの比率が低い。いや、そもそも年代別で見た時に、後発品比率の最も高いところでも40%しかないことにも驚くべきなのかもしれない(意図的にこの薬剤を選んでいるので、個人的には納得の結果)。

このような分析を6年くらい行っていて、クライアントなどへの報告では似た話をしてきたのだが、オープンデータのおかげで、国全体のデータが公表されているため、遠慮なく話をすることができるようになった。

これだけで医療費の自己負担比率の議論をするつもりはないが、よりよい医療を受けたい以上、このような問題は避けて通れないだろう。