CBnewsの連載、MMオフィス工藤氏からバトンタッチさせていただいた最初の回(
データに基づく病院経営判断の重要性 - CBnewsマネジメント)で、必要看護師数の将来推計について、独自の分析結果を示して、データに基づいた経営判断を行うことの重要性について説明した。
その上記の内容と基本的には同じだが、もう少し細かく、神奈川と秋田という具体的な地域を挙げ、分析結果を示したものを、今回の下記のCBnewsの記事にまとめた。
医療需要の変化に応じて、提供体制を変化させることが求められていて、そこにミスマッチが生じた場合に、解消する手段を持ち合わせていないと経営リスクになる・・・ということを考えていた。
以下、小さな文字は、個人的な趣味
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その背景には、10年以上前に別業種で管理会計業務を行っていた経験がある。具体的には、リスク管理、ALM、デュレーションマッチング・・・といったワードが出てくる業務で、ちょっとかじったくらいの知識しかないものの、戦略を考える上では参考になる。資産側は、新卒採用は40年国債の購入、中途はその分だけ短くなった債券、外国人看護師は外債(こじつけ度合いがひどいか?)、離職率は債券の売却、定年延長は満期の期間延長のオプションか、などなど。負債側で考えれば、医療提供エリアの拡大は、デュレーションの多様化か、などなど。共通点を探したり、金融側のアクションは、医療側で何にあるのか考えたり、色々おもしろいのでは・・・と勝手に考えていた。
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趣味の世界は、ここまで。
ちょうど、今日の中医協の入院医療等の調査・評価分科会で、看護職員の退職見込み、採用予定数の把握をすることを決めたらしい。
あまりに偶然のタイミングでびっくり。タイムリーなことに自己満足!