2019/11/27

「入院受療率の低下」は徐々に入院しなくなっていることを意味しているのか?

答え 入院しなくなってきているわけではない

この問いに答えるため、下記の原稿をまとめた。
受療率とは入院している人の割合を指す。受療率が低下傾向を示していることは、病院経営の将来を考える上で参考にすべきだろう。ただ、なぜ受療率が低下傾向を示しているか。その理由を知っておいた方が有益で、地域医療構想の見方も変わってくると思う。その理由については記事にまとめたのでお読みいただけると幸いだ。

2019/11/22

「収入増より高収益目指せ」

表題のこの言葉は、昨日の日経朝刊「地域医療の未来図」の記事における印南先生の見出しだ。

強く同意である。

独自の切り口で、同じ主張をしたものが、昨年6月に書いた下記のCBnewsの記事だ。

入院収入最大化の終焉とその先の病院経営戦略 - CBnewsマネジメント 入院収入最大化の終焉とその先の病院経営戦略 - CBnewsマネジメント

有料会員でなくても読めるはずなので、よかったらどうぞ。

ちなみに、日経の記事には、印南先生の他、橋本厚生労働副大臣、日本海総合病院・日本海ヘルスケアネットの栗谷先生のインタビューも載っている。栗谷先生とは、12月13日のセミナーでご一緒させていただく予定だ。ディスカッションパートでは、色々聞きたいことがあるので、どのような話が聞けるか今から楽しみだ。12月13日のセミナー、まだ申し込みできるはずだが、満席になってしまっていたら、ごめんなさい。

2019/11/17

1年半先は読めていた??

2018年度改定直前に書いた記事。

「認知症」による看護必要度アップを手放しで喜べるのか - CBnewsマネジメント 「認知症」による看護必要度アップを手放しで喜べるのか - CBnewsマネジメント

直近の中医協の議論は、ほぼほぼ想定できていた・・・っぽい内容!?

・・・そんなことないか。

2019/11/14

2025年に向けた体制転換に必要な考え方

ワイングラス型から砲弾型の転換に不可欠な地ケア病棟 - CBnewsマネジメント ワイングラス型から砲弾型の転換に不可欠な地ケア病棟 - CBnewsマネジメント

院内での機能分化が進んだ病院であれば、地域完結型よりも病院完結型の方がコストが低いのではないだろうか。

この仮説を考えるときには、いくつか留意すべき点がある。そんなことを述べてみた。病床機能報告のデータ分析結果なので、フレッシュさに欠けるが、論旨はずれないと思う。


2019/11/05

病床数あたりの看護職員が多くなるのはこども病院の共通事項

公立病院の看護職員数について、病床数との関係を見た。
地方公営企業年鑑(2017年度)を基に作成
同じ病床数なら、当然、基本の看護配置が、7対1>10対1>13対1・15対1で看護職員は多くなっている。ただし、外来の看護職員などもいるし、ICUを持っている病院や回リハ・地ケアなどを持つケアミックスの病院などもあるので、完全に順番どおりというわけではなく、同じ病床数でも看護職員数にはブレがある。

こども病院や精神病床の比率の高い病院は外れ値になっている。想定通りだ。

公営企業年鑑のデータをプロットしているだけなので、点のひとつひとつはどの病院か分かっている。大きく上に外れている病院の名前を見て、妙に納得できたりする。なかなか興味深いグラフだ。

2019/11/04

「199床の病院が多い」 当たり前を確認した目的とは

連休を使って、ローカルで動かしていたプログラムをクラウドで動かすようにした。
ちゃんと動いているか確認のため、グラフを作ってみた。
グラフ中の緑色数値は病床数
各地方厚生局 届出データ(2019年10月時点)を基に作成

60床の病院が多い(1病棟の病院だろうね)。そして、199床の病院も多い。これはキリが悪いようでも、診療報酬の制約による戦略的な病床数。

というわけで、プログラムは大丈夫そう。

プログラムの種類によって向き・不向きはあるかもしれないが、クラウドへの移行を真剣に考えて良さそうだ。

2019/11/03

年次昇給は平均5000円くらいか

公立病院の看護職員。病院ごとの平均年齢と平均基本給をプロットしてみた。
地方公営企業年鑑(2017年度)を基に作成

年齢が高ければ、基本給が高い傾向。当然の結果だ。

なお、分布から年次昇給額を推計すると、年5000円くらい。

2019/11/01

セミナーのご案内(11月、12月)

フェーズ・スリーPresents 医療経営セミナー
株式会社日本医療企画、ミサワホーム 共催
12月4日@東京
https://www.jmp.co.jp/seminar/tatekae/
日経ヘルスケア主催セミナー
12月8日@東京
MMオフィス工藤氏と一緒に講師を務めさせていただきます
https://www.nikkeibp.co.jp/seminar/atcl/med/191208/
野村ヘルスケアサポート&アドバイザリー、野村證券主催セミナー
11月13日@長崎
11月25日@横浜
12月13日@東京
https://www.nomuraholdings.com/nhs-a/
よろしければご参加ご検討ください。
詳しくはそれぞれのウェブサイトをご覧ください。