2021/07/21

このところさまざまな地域の病院間連携を分析した集大成です

CBnewsに新しい記事を掲載いただいた。

院内転棟を駄目としたら何が起きるのか - CBnewsマネジメント

急性期→地ケアの院内転棟を塞いだら、急性期→急性期の院外転棟が増えるのでは、という話。

急性期→急性期の院外転棟は、前回のCBnewsの記事(急性期医療の慢性期病棟型、ワンバウンド型に留意 - CBnewsマネジメント)に書いた、慢性期病棟型やワンバンウド型の病院になりかねない。ただ多くはDPC対象病院ではないから、まだ問題にはならないと思うが。

というわけで「局所最適ではなく、全体最適を考えて改定すべき」「地域の事情を考えると難しいよね」となる。で、理想論はいいから、現実的な解決策は?となれば、院内転棟が悪いとせず、医療資源投入内容やケアの内容を見る、地域の医療提供体制事情を考慮するような要件を入れる(たとえば、地域医療構想調整会議での合意を届出の要件とするなど)、といったことが挙げられるだろう。

院外転棟が増え、急性期病院(出来高病院)のワンバウンド型・慢性期病棟型が増えたら、結局、医療費の無駄な負担が増え、患者の転院の負担も増え、悪いことばかりになる・・・なんてシナリオは絶対に避けたい。

そう思って、力を込めて分析したので、お読みいただけるとうれしい。

2021/07/13

DPC退出ルールの議論に留意すべき

遅くなったが、先週、CBnewsに掲載いただいた記事。

急性期医療の慢性期病棟型、ワンバウンド型に留意 - CBnewsマネジメント

このような「あるべき急性期医療」の議論が始まると、あるべき論と現実論がぶつかることになる。どこまできれいごとで制度を作るか、地域性などの考慮すべき事情をどこまで思いやれるか、落とし所を探るのは極めて難しいだろう。

データだけで患者の病態を語ることはできない。しかし、データから見えてくることもある。今回の記事のテーマは3年くらい温めているのにも関わらず、記事に書いたたとえ話は回転寿司・力士という何だか中途半端な面白みのない内容に。たとえはさておき、2類型は参考にいただけると思うので、お読みいただけるとありがたい。

2021/07/02

ディスカッション用メモ

社内用のメモですが、協会けんぽのニュースも出てきたので、公開に。 


【独自】「治療どこで」全国18万病院を一括検索、厚労省が情報サイト新設へ : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

・現状の都道府県別のサイトではダメなのか

・民間企業のサイトは

・「旅行先や出張先などで急に体調が悪化した場合でも・・・」で想定されるアクションは


20年度医療費1兆円超減の公算、下げ幅過去最大 厚労省: 日本経済新聞

「協会けんぽ」受診控えで過去最大となる約6200億円の黒字 | 新型コロナ 経済影響 | NHKニュース

・(いつもどおりだが)立場を変えて読む

・以前の主張、報道との矛盾はないか