2025/10/16

「タコメーター」をタイトルに入れようか迷った記事

CBnewsに看護必要度の記事を掲載いただいた。

急性期1のB項目評価は任意にすべき - CBnewsマネジメント

先週、認定看護管理者のサードレベルの講義があったので、書いていた内容・グラフについて看護師の反応もチェックしてみた。概ね、ずれていなさそうだったので、原稿はそのままGoに。

今回のグラフは最新データを使っただけで、いつもの分析なので目新しさはない。ただ、どうしたら分かりやすくなるか多少試行錯誤をした。

主旨は表題に書いたが、個人的な意欲は「タコメーターを引き合いに出すこと」にあった。

自動車保険のために年1回走行距離を確認する儀式写真(3年前)
14年目で7万キロ弱のうちの車はまだまだ元気

自分もそうだが、オートマ車に乗っているとタコメーターはまず見ない。うちの車には付いているが、もしタコメーターがオプションで、外したら1万円安くなると言われたら、確実に外していたと思う。ただ、マニュアル車で、特にスポーツ走行する人にはタコメーターは必須だろう。

つまり、
  • タコメーター見てないのに、なんであるの? いらないよね??
  • デジタルディスプレイだから自由に選べるよ。見たい人はどうぞ
  • タコメーターは必須。ないなら、後付けするよ
といった多様な意見を尊重するには、任意にすべきと考えている。タコメーターがないと安全性が低下する、燃費が悪くなるなどのネガティブな要因があれば別だが、そんな話は聞かない。看護必要度も一緒。B項目を測定しないと患者にデメリットがあるなら話は別だが、おそらくそんなことはない。

現場の負担を減らすことの価値は、少子化で高まる。診療報酬制度もそれに寄り添うべきだ。

2025/10/14

メディカル・マネジメント/Pharmacy-Managementで連載しているMMオフィス工藤氏とメデュアクト流石氏と一緒に、連載からいくつか記事をピックアップ、電子書籍にしてくれた。 

コンサルタントご一行、病院経営を往く: エビデンスに基づく診療報酬の旅 | 工藤 高, 渡辺 優, 流石 学 | Amazon

Amazonで買えるのでぜひ(Kindle UnlimitedでもOK)

2025/10/05

日経ヘルスケア主催のセミナーで「怒られる」準備を開始

日経ヘルスケア主催のセミナーのご案内。

12月14日、オンラインでの開催。前回同様、アドバイザーとしてMMオフィス工藤氏にコメントをいただくことで、みんなの理解を深めようという狙いのセミナー。

工藤氏から鋭い解説をもらうため、こちらがいかに準備をするかにかかっている。

同行しているクライアント先で繰り広げられる議論をセミナーの場で再現できれば、間違いなく価値がある。

詰めの甘い分析は間違いなく怒られる。ただ、それですら、みんなの理解が深まるのであれば価値はある・・・(時間の限られたセミナーでは、無駄な「甘い」分析を入れる余裕はないので、緊張感を持って準備したい)。

ご都合があえば、ぜひご参加の検討を(オンデマンド配信もあるようなので、当日のご都合が合わない方もぜひ)

展望! 2026年度診療報酬改定 病院編

2025/10/02

「方向性を読み取ること」の原稿を書き、「方向性を見失っていたこと」を思い出す

診療報酬改定で個別の点数がどうなるか。病院にとってそれも大事なのは間違いない。ただ弊社はクライアントの中長期的な戦略策定支援も重要な業務である。そのため、方向性を読み取ることと、あるべき姿に向けて外部に提言することだと考えている。

今回のCBnewsに掲載いただいた記事では、厳しい病院経営環境に対し全方位的な報酬引き上げを期待するものの、メリハリをつけたいところが確実にあることを述べた。

2010年度改定 Again!?(後編) - CBnewsマネジメント

このようなメリハリは、今後の戦略に関係してくる。

ここ数カ月くらい、いろいろなところで話している内容の一部を記事に書いた。

所用でパシフィコ横浜に。ここでこの原稿を書いていた。
学会以外で来たのは初めてじゃないかな・・・

パシフィコ横浜のそばで原稿を書いていたのだが、昔勤めていた会社のバックオフィスがこのそばにあった。方向性を見失って(プロジェクトとプロジェクトの合間。いわゆる「アベイラブル」)、3日くらい勤務したことを思い出した。