治し方の理解が深まることはもちろん、専門医・かかりつけ医との接し方などのアドバイスがある点は、非常にありがたい。
自分が子供のころは、身体を鍛えろ!なんて本もあっただけに、今の子供は幸せだ。
ただ、身体を鍛えるのは、一利あったと思えなくもない。自分の場合、長距離走などに取り組んだため、運動誘発性のぜんそくをうまく抑えようとしなければならないから、より一層コントロールするよう努力したのでは、と今更ながらに思う。
本の中で、季節性のぜんそくについて、ダニとの関係性が触れられていた。個人的には気圧変化も影響すると思っているが、その点は飛行機の例を挙げ、否定していた。複合的な要素によって起きる発作に対し、素人の感覚論にすぎないが、前線・台風の通過は発作の原因になっているように思う。
ぜんそくのこどもがいる親御さんは、ぜひこの本を読んでほしい。
やさしい小児ぜんそくの治し方―ドクター&ナースがおはなしする 山本 淳 小林 晴美 |