2013/05/13

管理栄養士や健康運動指導士の活躍は地域を幸せにする


弊社フェイスブックの投稿より


近年、管理栄養士が厨房から病棟へ活躍の場を移しています。仕事柄、かつては管理栄養士の活躍を診療報酬点数に置き換え評価し、より病棟で活躍できるよう検討していました。
MMオフィスの工藤氏の論文に、指導に取り組まないことによる患者のQOL低下等の機会損失まで評価すべき、と書かれている点、そのとおりだと思います。
現場の医師から『生活習慣病は治療も大事だけど、生活習慣を変えるには、栄養士や健康運動指導士が大事』という意見をよく聞きます。栄養士会雑誌、滅多に読まないものの、読んでみたら興味深い内容でした。ぜひ、お読みください、オススメです!!



以前は仕事で急性期の病院ばかりを見ていたこともあり、栄養指導の診療報酬をいかに効果的に・効率的に算定するかを考え、より多くの人に指導することが患者のためになると信じて疑わなかった。

これはかつての自分に対する反省の意味も込めているが、急性期以外のクリニックや慢性期・回復期の病院まで視野を広げると、患者と向き合った息の長い指導が重視され、診療報酬の多寡も大事だが、アウトカムが極めて重要になってくると感じるようになった。フェイスブックで引用しているMMオフィスの工藤氏の論文は、アウトカムが重要になってくる点にも非常に明快な文章で説明されており、また実践されている施設の具体例も挙げられている。

先日、健康運動指導士の話を聞いたときにも感じたことだが、こういった取り組み、診療報酬で大きく報われることはないかもしれないが地域を幸せにするように思う。

地域を幸せにするのは診療報酬の多さではない。アウトカムだ。

紹介した栄養士会雑誌の論文、オススメだ!!