2013/08/22

書評: いかに「サービス」を収益化するか

2005年に出た本で、しかも中身はハーバード・ビジネス・レビューの寄せ集めであるため、初出はもっと古かったりする(1988年とか、かなり古い話も混じっている)。ただ、内容は普遍的なものであり、今読んでも全く古くない。

事例として、タコベルやバグズ・バーガー・バグ・キラーズ、リッツ・カールトン、海兵隊、バンク・オブ・アメリカなどが出てくる。その中にメイヨークリニックも含まれている。

もしメイヨークリニックに関する内容だけを知りたいのであれば、同じ著者が書いた「すべてのサービスは患者のために」という本の方が内容が細かく書かれている。

この『いかに「サービス」を収益化するか』という本では、病院以外の業種にも触れているため、アイデアを得たりするのには非常に良い本だと思う。今更ながらにバンカメのサービス実験など意外と参考になった。



ちなみに、1章にはService Profit Chainの話が書いてあるので、事例だけでなく、基本から理解するのにも良いかもしれない。
Putting the Service-Profit Chain to Work - Harvard Business Review