以前、ブログで書いたヘルスケアポイント(http://meditur.blogspot.jp/2013/06/blog-post_22.html)。何かうまい仕組みが考えられないか、なかばやけくそ気味に考えてみたい。
1.運動したらポイント
万歩計や活動量計と連動して、運動した量に応じたポイント付与。健康保険組合ではすでにこのような取り組みをしているところがあるから、容易な気がする
2.減量したらポイント
体重が減量したら、目標体重に近づいたら、目標体重を維持したら、ポイント付与。これも健康保険組合で似た取り組みをしているところがあるし、フィットネスクラブでは還元キャンペーンや賞金プログラムとして取り入れているところもある。
3.血圧、血糖値、コレステロール値、尿酸値などを改善、維持したらポイント
血圧を維持・改善したらポイント。毎日計測するだけでもポイント。コレステロール値でも同様。薬物治療をしている人にはポイント半分(むしろモチベーションを上げるためにポイントを倍にした方がいいか?)
4.禁煙したらポイント
たばこを吸っていた人が止めたらポイント。止め続けたらポイント。自己申告だと信ぴょう性にかけるなら、髪の毛などで判断?
5.お酒を飲み過ぎなかったらポイント
アルコールの判断は相当難しいか。ポイントは自己申告だとしたら、ちょっとしかもらえなさそう。GTPなどの検査値?
6.薬を飲んだ記録をつけていたらポイント
飲み忘れを防いだり、余っている薬を判断するのに記録が役に立つ。ポイント、ポイント。
7.病院、介護施設でボランティアしたらポイント
昨年の夏から、密かにアイデアを練っているのが、このボランティア。日本ではなかなかボランティアが活発にならないのだけど、ポイントというわかりやすい制度があると、積極的になるのでは、と期待している。団塊の世代で、まだ介護を必要としていない人たちが、病院や介護施設に足を運ぶことにより、健康や介護に興味を持つ効果も期待できる。この先、急激に高齢化が進むことを考えると、医療・介護の担い手確保は重要な課題になるはずだ。その解決策としてボランティア活用は間違いなく大きな役割を果たすに違いない。その梃子となるのが、ヘルスケアポイントというわけである
8.患者搬送にポイント
救急車の不足も大きな問題になるはずだ。受け入れ能力は別の問題と考えると搬送能力の確保は、公的サービスだけに頼るのではなく、相互扶助の精神が大事ではないだろうか。近所の人が病気になったとき、救急車を呼ぶほどの一刻を争う事態ではないならば、近所の人を病院に連れて行ってあげる。そしたらポイント。家族を病院に連れて行ってもポイント。
9.病児保育にポイント
育児でもポイント。病児の面倒を見ることが出来る人は、積極的に活用した方がよい。ポイントだ、ポイント。
10.病人の苦労を語ることでポイント
例えばだが、COPDの患者は、子どもや若い人に、どれだけ辛いか語ってもらう。そしたらポイント。COPDなんて、子供には縁がないと言っても、50年後、60年後、とても苦しむことになる。その原因がタバコにあるのなら、苦しんでいる人に切々と語ってもらうことの効果は計り知れない。ポイントだ、ポイント。
以上、ありきたりなものから、そうでないものまで、10のアイデアを出してみた。1~6までは自分の健康維持に対するポイント。7~10は周囲への貢献に対するポイント。特に後者の周囲に貢献することのポイントをうまく設定することが、社会を大きく変える上での鍵となるだろう。この仕組み、日本人のポイント好きとあいまって、うまくいったら、すごいことになるかもしれない。