2013/10/05

データを取り戻せ

検査結果、カルテ情報、X線・CT・MRI画像。どれも医者のものでも、病院のものでもない。
本来は個人のものであり、個人が管理、保存すべきだ。

でも、個人個人ではあまりにも力がない。健康を守る役割が保険者にあるならば、それらを取り戻すサポートを保険者がすべきである。保険者はデータを持つべきだ。

・・・・とここまでの内容は、1段落目はアメリカで聞いた話。2段落目は自分が日本向けに付け加えた。日本でも「検査が重複しないようにできないか」「かかりつけ医と病院の間で検査データを共有したい」という話をよく聞くが、医療機関が努力するのは限界がある。自らの売上を逃すような取り組みに真剣になれるとは思えない。

本来、保険者はレセプトをチェックするのではなく、そこで行われた医療の中身をチェックすべきである。喩えるならば、レストランで満足そうな客の膨れたお腹とレシートを眺めて、支払うべきか迷っているのが現状ならば、出てきた料理を評価して、支払いを決めるのがあるべき姿だろう。

「データを取り戻せ」というキャッチフレーズ、分かりやすい。取り戻したらできることを考えるとワクワクする。取り戻そう!!