2014/01/06

「病院まるごと」の輸出

今朝の日経産業新聞に「カンボジアで病院事業、日揮、来年中の開院めざす」の記事があった。これは、昨年11月に安倍首相がプノンペンでフン・セン首相と会談し、計画に弾みをつけたこともあり、話がうまくまとまったようだ。

12月下旬のそれぞれのプレスリリース等は以下のとおり。

株式会社 産業革新機構 | 投資先情報 ~ 支援決定のお知らせ

ニュースリリース2013|日揮株式会社

KITAHARA Medical Strategies International | 医療の国際展開 | カンボジアにおける合弁会社設立に関するお知らせ

プラント開発などで国際的な展開をしている日揮は、国内でも病院の経験を着実に積み始めているので、今回の話は非常に適任と思われる。

また、北原国際病院・北原先生は病院まるごとの輸出を以前から主張していた先駆者であり、このブログでも何回か話題に触れている(【2013/11/3 海外へ進出する病院の”脅威”とは(前半)】)。日本の医療機関、2030年以降に訪れる急速な人口減少に対し、永続的な規模拡大は非現実的だ。国内での連携や合併に始まり、海外への展開と飛躍させるためには、何よりもまず自らのサービスを磨くことが第一だろう。



ちなみに、輸出も重要だが、個人的には輸入の脅威も無視できないと思っている。そのことについては、こちらに書いた(【2013/11/4 海外へ進出する病院の”脅威”とは(後半)】)。