2014/01/14

書評: 妊婦食堂

妊婦になると食事を多少なりとも気にするようになるとはいえ、ストレスがかかることも多く、気分転換やストレス発散になればと同じものを食べ続けたり、食べ過ぎたり、なんてこともある。

以前、生殖医療について調べてた関係で、この手の話題には、何かと興味がある。そこで読んだのが「妊婦食堂」。話はシンプルで、 葉酸、鉄分、カルシウムを日常的に摂るには、レシピを参考にしてみてという提案だ。

 

写真は表紙だけで、必要な栄養素が・・・という堅苦しい話ばかりの「お医者様」が書いた本だったら、 という心配も正直多少あったが、レシピ中心で読みやすい本だった。むしろ、写真がきれいで、まさにタニタ食堂なんかを意識している感が強かった。

様々なメニューに専門家のコメントが載っていたり、 Q&Aでありがちな疑問に答えていて、随所に「妊婦」を感じさせる点は、本の題面のとおり。 離乳食では・・・なんてアドバイスもあったり、非常に共感できる。

パスタ、ラーメン、パンと飲み物だけ、といった単品のメニューはなくし、 簡単でもいいから、様々な栄養素を摂るべきという主張を容易に実現すべく、お手軽メニューも載っている。何も考えず、気晴らしに眺めるだけでもいい本だと思う。ただ気軽に読むには1,200円はちょっと高いかも。

妊婦関連のレシピ本、これ以外にもかなりたくさんあって、「愛育病院の安産レシピ」などがその老舗的な本かと思われる。

amazon.co.jp 妊婦レシピ本

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Meditur Insiight Vol.3 生殖医療を身近なものに - 医療、福祉に貢献するために