これらのクオリティスタンダード、国を挙げて医療の質を改善・向上を計らなければならない領域から、積極的に文書化する試みらしい。日本でも様々な学会が診断・治療ガイドラインを定めたりしているが、国にもデータがあるのだからデータに基づいたクオリティスタンダードを定める取り組みにもっと積極的になってもよいかもしれない。
NICEのクオリティスタンダード、WORDかPDFでダウンロードができる。
右上の灰色のボタンを押すとWORDかPDF形式でダウンロードできる |
EPUB形式やKindle形式でダウンロードすれば、電子書籍ビューワーで見ることができる |
こういった対応、日本ではまだまだ見かけることが少ない。特に政府系の資料は大半がPDFだったりする。その中でも厄介なのが、エクセルをPDF化したもので、簡単に表形式に復元できないものだ。統計資料などが白書などの紙媒体しかなかった頃を思えば、電子ファイルで公開してくれるだけでも大きな進歩だ。でも、便利になればなったで、もっともっと便利になって欲しいと考えるのが世の常だ。おそらく元はエクセルで作られているであろう表をPDFにしてしまったことで、コピペすると改行や項目がずれてしまい、たとえPDF変換ツールを使っても完璧な元の状態にできない、なんてことが良くある。せめて、PDFとエクセルで文書公開してくれれば、本当に役立つのだが・・・。
PDFやWORDだけでなく、EPUBなどの電子書籍形式での開示もしているNICEの取り組み、せっかくだからのぞいてみてはいかがだろうか。