2014/06/16

第1類医薬品、ネット販売は拡大するか

先週、改正薬事法が施行され、ようやく第1類・第2類医薬品のグレーな状態を脱し、ネットで買えるようになった。さっそく第1類医薬品を購入しようと、大手ネット販売業者のホームページにアクセスした。

すると、通常のネット通販ならば、購入ボタンを押して、支払い方法の入力が済むと、完了となるところで、下のような画面になった。

http://lohaco.jp/

使用される方に聞いている、というのが赤字で強調されている。確かに、購入する人が服用する人とは限らないので、大事なポイントだ。

で、このフォームを入力し手続き完了となるのだが、これだけでは発送されない。このあと、薬剤師のチェックが入り、NGな場合、注文自体がキャンセルとなる。OKの場合は通常通り、発送される。

薬剤師とは基本メールのやり取りとなる。ダメな場合は、医療機関への受診を勧めるような流れのようだ。確かに今回法改正を受け、手続きが明確になったように思う。なお、LOHACOのサイトの手続きは、ほぼ厚生労働省医薬食品局が提示した資料に沿ったものだった。おそらく他社もそれほど違いはないだろう。

正直、購入は楽だ。風邪でシンドい時に店舗まで行くよりは、ネットで注文し、自宅に届けてくれたら(理想は即日配送)、本当に便利だ。リスク等の周知は不足している感は否めないものの、この流れは止められないだろう。正直、店舗・店頭とネットには大きな差がないように思う。

ドラッグストアなどはこれまで以上にサービスの差別化を意識し、店舗づくりや人材育成をしなければならないだろう。

余談だが、昨日から喉が痛い。ネットで買おうかな・・・。