風邪をひいたら、医者に行く人も少なからずいることの証拠だろう。また、ドラッグストアに行けば、様々な風邪薬が売っている。しかし、この風邪薬は、咳止めや消炎鎮痛剤が配合されているものであり、根本的に風邪を治す原因療法ではなく、症状を抑える対症療法である。
発熱はウイルスを排除する免疫力を高め、また、咳は痰を出すものであり、単純に症状を抑えることが良いとは限らないという専門家の指摘もある。(患者の力: 患者学で見つけた医療の新しい姿)
風邪を引いたら、うがいやトローチが良い。昔からの方法だ。
このガイドラインから、2つの図を引用する。症状や患者背景から医者に行くか考えなさい、とまとめている。
自宅療法か病院に行くか 症状からの判断(出所:上記ガイドライン) |
自宅療法か病院に行くか 患者背景からの判断(出所:上記ガイドライン) |
高齢者や基礎疾患のある人が、無理をして自宅療養したために、重篤になっては困る。39度以上の高熱が続いているときも、さすがに素人判断は危ない。小児も判断が難しいところだ。そんなときは、下記の電話相談窓口だってある。
#8000 - 医療、福祉に貢献するために |
限られた医療資源(人も財源も)、大事に使うためには、皆の努力が大事だ。