2015/04/07

後発医薬品調剤率の都道府県順位変動

今回は、都道府県別の後発医薬品調剤率を比較してみた。

後発医薬品調剤率の都道府県別順位変動
出所:厚生労働省 最近の調剤医療費(電算処理分)の動向を基に作成
図を見れば明らかだが、以下の様なことが分かる。
  • 平成21年度から平成26年度下期(10月・11月)まで、上位3県(沖縄・鹿児島・熊本)は変動なし
  • 下位5件(神奈川・和歌山・東京・徳島・山梨)も同様、大きな変化なし
  • 島根、群馬、長野等は急激な伸び
  • 長崎は急激な低下
島根や群馬、長野はなぜ後発品の割合が増えたのだろう。調べてみたら意外と面白いかもしれない。また、東北地域の各県の順位変動傾向など、それぞれの地域別で見ることで、得られる情報もあるだろう。周辺と違う傾向を示す都道府県の要因を考えるのも面白いに違いない。

調剤薬局に関する話題は、医薬分業・院外薬局の非効率性について盛り上がっている。今回のデータは、その調剤薬局での処方状況を取り上げてみた。可視化をテーマにした分析・ブログ記事、なるべく継続したい。