2015/05/12

院内に薬局の開設を認めたら、どえらい賃料になりまっせ

昨日の規制改革会議。

厚労省、「病院内に薬局」検討 規制改革会議で  :日本経済新聞

厚生労働省は11日の規制改革会議の作業部会で、薬局を病院の外に置く建物規制について「高齢者や車いすの患者が移動するのは大変なので、何らかの配慮を検討したい」一部を見直す方針を明らかにした。規制改革会議の委員は患者の利便性を高めるために、病院内の薬局を認めるように求めていた。 (上記日経新聞記事より引用)

いよいよ、一部見直すとのニュースが流れ始めた。会議の内容は聞いていないが、まるで決まったかのような記事だ(まだマシな方か。タブロイド紙のような折り返した先に「か!?」と疑問符をつけるような悪質さはない)

院内に薬局を置くことになると・・・ということで、弊社レポートの内容を中心に昨年講演・講義で使った資料を抜粋し、提言を加えた。



賃料は、間違いなくビックリする額になる。非営利が原則の医療機関に、今まででは考えられない金額の賃料が流れる。金額の多寡も気になるところだが、何よりも薬局が非競争的な環境に置かれることを危惧している。

これを機に、院内処方の見直しも必要になるだろう。この議論、簡単に収束するとは思えない。