2015/05/08

入院は、外来も含めた包括報酬になる可能性が高い

先日、JAMAのACOの比較の論文を紹介した。この内容について、ウォール・ストリート・ジャーナルなどでも取り上げられていた。

Pioneer Model Saved Medicare Nearly $400 Million in Two Years - WSJ


記事では、質を改善しながら、コストを抑えられたとCMSが言っていると紹介している。
A key pilot program in the federal health law saved Medicare nearly $400 million over two years and is the first alternative-payment model certified to cut costs while improving health-care quality, the Centers for Medicare and Medicaid Services said. 

WSJの記事は、論文自体を読むより、簡潔にまとまっているので読みやすいだろう。最近、突合点検や縦覧点検で、無駄な検査などは削られる傾向がある。このアメリカの動向を考えると日本でも入院外来の包括化まで進む可能性もゼロではないだろう。

The Pioneer patients also had fewer hospitalizations, used fewer tests, procedures and imaging services, and reporting more timely care and better communication with clinicians than the comparison group, the JAMA analysis found. (JAMAの分析は、先行的取り組みの患者は比較グループと比べ、入院が減り、検査や処置、画像が減り、報告がよりタイムリーに、コミュニケーションも良くなったと言っている)