CVS業績好調、タバコ販売打ち切りの影響は限定的⇒企業イメージ・企業価値を同時に向上させた - 医療、福祉に貢献するために |
その後の状況が、FORTUNE誌に報じられていた。
CVS improving food and beauty to replace $2 billion in tobacco sales - Fortune
CVSは、先週のターゲットの薬局部門買収(下記日経の記事を参照)や、オムニケアの買収など、積極的な動きがニュースになっている。
タバコの代わりを探すのに必至になっているとも言えるし、『健康』のための企業という色を濃くしているとも言えるだろう。ただ、失ったタバコの売上は相当きつかったようだ。
CVSは、先週のターゲットの薬局部門買収(下記日経の記事を参照)や、オムニケアの買収など、積極的な動きがニュースになっている。
米CVS、米ターゲットの薬局・診療事業買収 :日本経済新聞 |
自宅で使っているBootsブランドのハンドウォッシュ |
CVSの方向性としては、健康食品を含む食品部門と、化粧品のテコ入れを考えているようだ。健康食品はまだまだ市場が伸びるだろうと言われている。また、化粧品はWalgreensがAlliance Bootsを取り込み、Bootsブランドの商品を揃えたように、低価格・高品質のものはまだまだ成長すると考えているようだ。
FORTUNE誌の記事には、「CVSはタバコを止めるのなら、ジャンクフードも止めないのか?」といった質問に対する幹部の返答なども紹介している。当面はポテトチップスやチョコレートバーなどをやめることはなさそうだ。
CVS幹部は下記のように語っている。
Items like Oreos and candy bars won’t disappear — they’ll just have less prime real estate. CVS is there to “nudge, not judge,” Foulkes joked as she gave Fortune a tour of a new-look CVS store in Manhattan’s Chelsea district.
『CVSは”judge”ではなく”nudge"ですから』と冗談を言った、とある。judgeとnudgeをかけ、CVSは、これは健康、これは不健康と言った判断を下す役割ではなく、健康維持・増進のための行動変容を促す役割を担っているということを言っているのだろう。(英語力が乏しく、間違っていたら申し訳ない)
nudgeがテーマの本。個人的に最近のホットな言葉 |
オレオやキャンディーバーは消えないとのことだが、CVSの動向は今後も気になるところだ。