日薬が描く「かかりつけ薬局」の姿とは | 医療経営CBnewsマネジメント
今年度は、門内薬局(敷地内薬局)や、リフィル処方など、調剤に関する議論が活発化している。リフィル処方については、医師会が懸念を示すことは想定通りだが、分割調剤が進んでいないのに、リフィル処方は・・・という議論は、ちょっと違うように思う。
日医、リフィル処方せん反対明言|医療維新 - m3.comの医療コラム
冒頭引用した薬局の姿だが、かかりつけ薬局で描いている内容はいつもどおりだ(特段、目新しいことはない)。「拠点」の文言などは、正直、患者からしたらどうでもいいことのように思うが、医師会は気にするのだろう。この健康づくり支援薬局については、以前、座談会で議論してもらった(お薬手帳を持って行くと値段が高くなる等の「誤解」がある点は、一般人ゆえ致し方ない)。
新年度企画「健康づくり支援薬局をテーマにした座談会」 - 医療、福祉に貢献するために |
この座談会での一文を引用する。
「でもさぁ、医者の帰りに薬もらいに寄っているのに、そこで血圧なんて測るかな? しかも、そこで高めですねって言われても、微妙じゃない??」現状、薬局に寄るのは、医者の帰りであって、それ以外のときには、ドラッグストアやスーパーに行くのであって、調剤薬局には行かない。「かかりつけ薬局」の推進には、この現状の行動を大きく変える必要があるのに、本当にうまく行くか非常に疑問だ。(調剤併設型のドラッグストアはまだ有利か)
この行動を変えるには、診療報酬などで大きく誘導するが、そもそもの行動制限(医者に行く前に、薬剤師に相談し、紹介状をもらわないとダメ等)が必要だろう。しかし、いずれの案でも、医師会が大反発することは間違いなしだ。