2015/07/04

駅から徒歩1分のサガハイマット

サガハイマット
新鳥栖駅の目の前にそびえ立つサガハイマット。重粒子線によるがん治療の施設だ。駅前には駐車場くらいしかないところなので、この施設の大きさは際立って見える。

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まだ、重粒子線治療は保険診療ではなく自費診療(厳密には先進医療)のため、治療には300万円程度の負担が必要となる。一部の民間医療保険ではカバーされることもあるが、これも治療が必要と分かってから保険に加入できるものではない。一部自治体からの助成制度などもあるが、いずれにしても、患者個人に大きな金銭的負担が伴う。

ちょうど昨日のニュースによると、治療効果を見ながら保険収載の検討を始めるとのことだ。
陽子線・重粒子線、エビデンス示し議論へ- 次期改定に向け、8月の先進医療会議で | 医療介護CBニュース
保険診療になった場合、これまで建設を検討しながらも採算面で二の足を踏んでいた自治体や医療機関にとっては、追い風となるだろう。しかし、莫大な投資を必要とする治療施設は、たくさん作るよりも、集約が必要な施設と言えよう。

新鳥栖駅前にあった自販機
新鳥栖駅前の自動販売機は、サガハイマットの「支援自販機」になっていた。売上金の一部がサガハイマットの支援にあてられるとのこと。(この前を通ったとき、たまたまカバンの中にペットボトルが2本入っていたので、新たに買うことはなかったが・・・)

サガハイマット建設時には資金調達でだいぶ苦労があったと聞いている。こういったわずかながらの支援も大事なのかもしれない(あまりにもわずかな気がしなくもないが・・・)