次回の診療報酬改定の内容が徐々に明らかになってきている。調剤薬局に関する内容もだいぶ見えてきた。
お薬手帳、意義が浸透しない中での点数上下は、混乱とムダを生む(前編) - 医療、福祉に貢献するために |
お薬手帳、意義が浸透しない中での点数上下は、混乱とムダを生む(後編) - 医療、福祉に貢献するために |
前編では、お薬手帳を持参するかしないかで診療報酬が変わることについて、患者サイドの見方と、医療者サイドの見方を紹介した。
後編では、この改定が不毛であり、本質的には、薬剤師に管理されるべきであり(国民皆保険制度を維持する上で、無駄な医療費を発生させないためにも適切な管理が重要)、手帳を忘れたら、自己負担が増えるようにすべき、と述べた。
で、次の改定は・・・、手帳を忘れたら自己負担が増えるようになりそう。
まともな方向に改定されそうだ。詳しくは中医協の資料の下記を読んでもらいたい。
薬剤服用歴管理指導料について、初回来局時の点数より、2回目以降の来局時点数を低くする。 ただし、手帳を持参していない患者又は調剤基本料の特例の対象となる保険薬局に処方せんを持参した患者ついては、来局回数かわらず、初回来局時の点数と同一を算定することとする。 (「薬局における対人業務の評価充実」の記載内容から引用)
「1冊だけにしたお薬手帳を持って行かないと損しますよ」とマスコミがこぞって報じてくれることを期待したい。