昨日、日経ヘルスケア主催のセミナーで、話をさせてもらった。今までにない形式で進めたこともあり、恥ずかしながら、とても緊張した。時間通り収まるのか? 内容が期待はずれで会場から罵声が飛んで来るのではないか?等々、不安だらけだった。
当日、時間については、100分の長丁場の各パートともに、ほぼほぼぴったりの時間で収まったように思う。内容については分からない。一応、罵声こそ無かったが、失望した方が無言で帰ったのかもしれない。
自分としては、改善できるポイントもあっただけに、また同じような機会があれば、努力したい。
・・・というような自己反省はともかく、昨日のセミナー、大変勉強になった。自分が仮想医療圏・仮想病院のシミュレーションデータを示しながら、経営判断を考え、それに対し、工藤さんから意見をもらう流れだったのだが、最初のケースから「これは2病院を統合させた方がいい」と言うような強烈なパンチをもらった。
強烈なパンチを受ける準備が不足していたものの、おそらくセミナー参加者の皆様には、経営判断の面白さを感じて頂けたのではないかと思っている。
「理想論は2病院統合。でも現実論は~~。で、実際の判断をするには、○○の情報が足りない」というような反応がものすごいスピードで返ってくる。
少しだけ裏話をしておくと、工藤さんにセミナーで使う全てのシミュレーションデータ・資料を送ったのは当日の朝。もちろん、あらすじや論点のようなものは事前に伝えていたが、実際は、ほぼほぼぶつけ本番のような形だった。ただし、単にさぼっていてぶつけ本番になってしまったのではなく、ある程度、ライブ感を大事にしたい「意図」でもあった。工藤さんのすごさは、経営課題に対する判断の自信とスピードであり、それが「長年の病院経営(診療報酬)の多角的で深い理解と経験」と「緻密なデータ」に基づいているということを参加者に知ってもらいたかった。
このすごさを引き出すために、面白いケースを考えたつもりだったのだが、パーフェクトな内容とは言えなかった。ただ、工藤さんがうまくフォローしてくださり、セミナー自体は満足いただけたのでは・・・と信じたい。
このような企画を考えてくださった工藤さんに感謝するとともに、どこの馬の骨かもわからない自分をセミナーに使ってくださった日経ヘルスケア・日経BPさんに本当に感謝、感謝、感謝。