2016/06/28

『子育て支援』より『子ども支援』に重きをおく足立区の話が興味深い

今週の東洋経済とダイヤモンドが面白かった。特に東洋経済。

色々面白かったのだが、足立区長のインタビューの一部を引用する。
区が重きを置いているのは、子育て支援よりむしろ子ども支援。健康面では、たとえば健康を守るためには何を食べるべきかなどの知識を、給食を通して子ども自身に身に付けてもらう。また、親に代わって子どもを歯医者に連れていく人を配置できないか、一歩踏み込んだ対策を検討中だ。
歯医者の対策案は興味深い。歯科検診レベルの介入では効果のない人が少なくないのだろう。もう一文引用する。
不健康は自己責任だ、弱者に手厚い対策はいかがなものか、という声もある。だがもし、「子どもの健康や学力が損なわれる」といって区外に転出する人が相次げば、足立区には弱者だけが残るような状況になりかねない。
区の価値をあげていくことが区長の役割だとしたら、このような健康対策は区全体の施策とつながっていることが想像できる。

この区長のインタビュー記事は、特集のほんの一部で、それ以外の記事もとても興味深かった。