7対1からの切り替えだけでは未来はない | 医療経営CBnewsマネジメント
7対1の一部を地域包括ケア病棟に切り替えた病院の中には、何も変わっていないのに増収になったと言っているところと、在宅復帰のためのリハビリ強化などの特徴を持たせた病棟運営をしているところと、2つのタイプがあると考えている。
後者では、リハ実施対象者の平均2単位をクリアすることはもちろん、それ以外の時間も、病棟での生活すべてがリハビリに繋がるとのテーマで、リハビリセラピスト以外の看護師なども含めた全職員で、単位として数えられない『リハビリ』を強化している。
今後、7対1の適切な病床機能分化が進み、地域包括ケア病棟への誘導策がその役割を終えたとき、地域包括ケア病棟の点数を厳しくする、いわゆる『はしご外し』が行われるのだとしたら、後者は評価されるべきであり、一方、前者は評価されないべきだろう。
このようなことを意図して、『未来がない』と申し上げたつもりだ。