いくつか例を紹介すると、例えば高知県の人口推移。少子高齢化が進んでいる様子を図示してみた。一般的に「高齢化率」で用いられるのは65歳以上人口の比率だが、最近は65歳前後で働いている人も少なくないことから、この図では75歳以上人口の比率を見ている。
全国と高知県の人口推移比較 出所:国立社会保障・人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)を基に作成 |
高知県安芸医療圏の人口推移比較(大きい点: 2010年 5年毎に隣の点に移動) 出所:国立社会保障・人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)を基に作成 |
そのような将来の需要動向などに対し、きめ細やかな配慮を行政に求めるのは無理があり、ある程度は、医療機関個別に検討することが大事であると考えている。当然ながら、地域のことは地域の医療機関が一番良くわかっているはずであるが、その「肌感覚」に加え、数値で定量的に把握することも重要である。