当然ながら、自分の話にはさほど影響力がない。
「未来政府」を読み、改めて、その理由を痛感した。
サンフランシスコ市長時代の経験と苦労により、発言の重みがまったく違う次元になっている。
そうしたデータは私たちの税金でまかなわれている。データは大衆のものであり、私たちはそれを手に入れ、利用することができるべきなのだ。政府のデータを金儲けに使わせるのは間違い、あるいは不適切だとする意見もあるかもしれない。しかし正確な気象情報やGPSを利用した商品が手軽に入手できるようになったことで、私たちの暮らしがどんな形であれ悪くなっただろうか。データの資源化、特に商業的資源化について、様々な点で参考になった。
去年、週刊文春がたびたび世間を騒がせた。このようなパパラッチ的な記事について、芸能人や一部セレブが対象になるのではなく、誰でもなり得るという話題を、ウィキリークスなどとともに、現代の宿命であることも述べている。
正月に読んだ本の中で、未来政府はかなり印象に残った。