DPC公開データにより、入院医療における死亡率(最も医療資源を投入した病名で死亡したものと、それ以外の病名で死亡したものを足し上げた数値)と、救急車搬送症例の割合を見たもの。対象はDPC病院Ⅰ群(大学病院本院)である。
DPC病院Ⅰ群における死亡率と救急搬送症例割合の関係性(画像をクリックすると拡大します) 出所: DPC公開データ(2016年度公開、2015年度実績)を基に作成 |
救急搬送症例における死亡率とそうでない症例の死亡率が分かれば、比較に耐えうるデータといえるかもしれない。
このようなバイアスをうまく理解していなければ、誤った見方をしてしまう。ちなみにDPCⅡ群・Ⅲ群は、背景がばらばらすぎて、死亡率の評価は困難であった。それゆえ、Ⅰ群のグラフを出したというわけである。