リハビリは量から質の評価に軸足移すべき - CBnewsマネジメント |
「リハスタッフを多数抱えれば、単位数を稼ごうとするのは必然」という意見も納得である。
自分のブログで、リハが包括になる可能性について下記のように言及したが、今回の井上先生の記事ではタイトルがそうなっているように、量より質の議論で締めくくられている。
回リハのリハビリ出来高払いから包括払いの可能性
リハビリは、アウトカムをあまり評価していなかった「質より量」の時代から、回リハ1のアウトカム評価のように「量が大事だけど質も無視しない」の時代になっている。今後は「量より質」の時代へ転換していくことを見据え、地域との連携やスタッフの育成をしていく必要があるだろう。
入院初期の医療資源投入量については、多くの病院の評価では差が出なかったとのことだ。MMオフィス工藤氏が言葉を定義してくださっていた「ポストアキュートの回リハ」と「サブアキュートの回リハ」という違いについて、多数の病院で平均値を取ると、ポストアキュート的な回リハがほとんどになり、入院初期の医療資源投入が特段多いものではない、という結果になるのだろう。ゆえに、サブアキュート的な使い方をしている回リハ病棟だけで集計しないと分からないかもしれない。平均値の処理の難しさとも言え、井上先生と自分のN数の違い(井上先生はNが多い)が、分析結果の差異になったと理解している。
井上先生の記事、一読をおすすめする。回リハの今後を考える上で、大事な観点が示されている。
サブアキュートの回復期リハビリ評価という新しい視点|「なんちゃって医療経営学」 ㈱MMオフィス代表 工藤 高のブログ |