2018/07/20

リスク予測から備える戦略が見えてくる

病床利用率のシミュレーションの続き。今週は救急搬送のモデリングを試行中。救急搬送についてはオープンデータが少なく、モデリングの参考として使えるものがなかなか無い。(月別の救急車の出動件数などはあるが、入院につながったかどうか判断できない)

実際の個別の病院データを用いて・・・ということもできなくはないが、個別の事情の影響が大きく、一般性に乏しくなってしまう。予定入院のようにきれいにモデリングするのは難しそうだ(年始に考えていたモデルはもっと複雑だったのに、現時点ではシンプルなものになっている・・・。残念)。

その試行中のモデルで試算したのが、下の結果。予定入院と予定外入院が1:1くらいの病院を想定してパラメータを設定し試算している。都合11回試算している。予定入院の部分があるのであまりブレがない月もあるのだが、毎年8月9月はブレが生じている(ある程度ブレが生じることを期待している。試行回数を増やすことでブレ幅の評価をしたいので)。
市中病院モデル(まだ試行中)
目的は将来のリスクを予測することで、それに備えることで経営の安定化を図ることだ。これは15年ほど前に、業種の違うクライアントで行っていた業務と同じ・・・というか、その経験があるので、どうしてもそういった方向になってしまう。良く言えば、過去の経験を活かしている。悪く言えば、過去に囚われ、新しい発想ができない。

色々業務が滞っているので、このシミュレーションの続きは、夏休みの宿題だ。