厚生局届出データ(2019年6月3日調査)を基に作成 |
実績要件が問われる総合入院体制加算は300床未満ではかなり厳しく、加算1は700床前後、加算2は500床前後、加算3は400床前後が、それぞれ多くなっている。
総合入院体制加算の背景には、大学病院並みの医療提供体制を評価する・・・といったものがあったはずなので、総合入院体制加算1の厳しさは仕方ないにしても、加算3、加算2、加算1と、診療内容の充実に対するステップアップを後押ししていると理解できる。
ちなみに、働き方改革で大病院の医師確保力が相対的に強くなり、中小病院では医師確保が難しくなることが想定される中で、総合入院体制加算の評価を高めることは、病院・診療機能の集約化を加速する可能性が高い。