CBnewsに電子カルテと介護ロボット(見守り支援機器)に関する記事を掲載いただいた。
電子カルテと介護ロボットの共通点 - CBnewsマネジメント
今回は下記の社保審 介護給付費分科会の資料がネタ元。
第215回社会保障審議会介護給付費分科会(Web会議)資料|厚生労働省
その資料のうち、具体的にはこのテクノロジー活用の調査報告書(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001104895.pdf)について触れた。
この資料の105ページ、「クロス集計3:施設・事業所規模別、見守り支援機器の導入概況」の説明文は下記のとおり。
施設・事業所規模別の見守り支援機器の導入概況について把握するため、職員数(実人数)および利用者数別のクロス集計を行ったが、一貫した傾向はみられなかった。一方、法人の売上高別の見守り支援機器の「導入済み」と回答した割合については、「5億円超10億円以下」の場合は 42.7%、「10億円超」の場合は 41.9%と、全体の 34.2%より高かった。(③「入所・泊まり・居住系」のみが回答対象)
一貫した傾向は見られなかったとある。しかしこれは調査区分の設定が原因で、傾向を言及できるだけの各区分のnを確保できなかった影響では?と思ったので、極端にnの少ない区分をまとめ、グラフにしてみた。すると、傾向がはっきりと見られた。
その結果を基に電子カルテとの類似性を指摘し、医療DXの話題を交え病院における今後の取組に関する考えを述べた。
今回の記事は、この介護給付費分科会の資料など、いつもと違うデータを基にグラフを作っているので、おかしいところがあったら、こっそりご指摘を。