全国トップクラスの関西地区にある市民病院を見てきたのだが、門前薬局の熾烈な争いに驚いた。
A市民病院は、駅と直結した通路があり、その途中にテナントビルがあった。
テナントビルには3店の調剤薬局が軒を連ねており、よくある大病院前の景色であった。
ただ、立地条件がちょっと複雑で、連絡通路に面している2階の店舗が2店。通路に面していない1階の店舗が1店。(模式図参照)
さて、どのような争いになっただろうか?
結果は、STORE Bの圧勝。STORE Aは暇そうだった。中を覗こうとする自分と店員の目がちょくちょく合ってしまい恥ずかしいくらいだ。
そして、STORE Cは残念ながら閉店していた。
立地がすべてなのだろうか。
病院から出てくる人が客になる以上、病院の出口から近い店舗が有利になる。
何だか、すごい商売だ。
ただ、STORE B、非常に混んでいたが、店員さんが丁寧に応対していたのも印象的だった。困ったお客さんに、腰をかがめ、目線を合わせ、説明されていた。きっと繁盛しているのは、『立地だけ』ではないのだろう。そう信じたい。