2013/03/01

関東で風疹が流行。妊婦は特に注意を

去年の夏くらいから、流行の話はあったが、ここに来て、東京、神奈川、千葉で流行しているようだ。
国立感染症研究所 風疹発生動向調査 2013年2月7週

今朝のNHKニュースで流れていたようだが、妊婦の感染の確認が相次いでいるとのこと。NHKニュースの記事中に、三井記念病院の医師のコメントで、「妊婦は人混みを避け、周りの人は予防接種を」とあった。人混みを避けようにも、通勤などで避け切れない人もいるだろうし、買い物にスーパーに行くことだってあるだろう。また、外出を避け家にとじこもっていることで、かえって健康を害してしまっては元も子もない。そう思うと、できる限りの努力としては、周りも協力できる対策としてあげられている予防接種を受けることは非常に重要でないだろうか。ちなみに、『周り』というのは、妊婦の家族だけでなく、誰もが、である。少子化と言われている世の中で、子供を大事にする気持ちがわずかにでもあるならば、行動に移せることがある。そんな風に思った。

また、風疹については、厚生労働省も、情報を発信し続けている。その情報によると、

<風しんの定期接種対象者は、予防接種を受けましょう。>
【風しんの定期予防接種対象者】
1歳児、小学校入学前1年間の幼児、中学校1年生、 高校3年生相当の方は、多くの市区町村において、無料で受けられます。
ただし、中学校1年生、高校3年生相当の方は、平成24年度限りです。

また、妊婦を守る観点から、
特に、
 (1) 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
 (2) 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
 (3) 産褥早期の女性
のうち、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は任意での予防接種を受けることをご検討ください。


とのこと。Q&Aなどもあるので参考になれば幸いである。ちなみに、マスクの予防効果は定かではないが、東京都のホームページでは、外出時はマスクの着用を、とのこと。できる限りの努力はしたいものだ。