本日はIBMのInformation On Demand Conference Japan 2013 (IODC2013)を聴きにきた。”Thing BIG"ということで、ビッグデータがテーマであり、先日のOracleのイベントと似ているのだが、実際の病院現場で活躍されている方々(広島赤十字・原爆病院の西田事務副部長ら)の演題があり、興味深く聴くことができた。
かつての紙レセプトの時代が終わり電子化の進展と相まって、ようやく病院でもデータを分析・活用し、様々な判断・意思決定に生かしているという話だったのだが、病院関係者以外に話すのに相当苦労されたのではないだろうかと感じた。DPCひとつとっても説明することに苦慮されたご様子で、外保連手術指数、MDC、がん診療連携拠点病院といった用語ひとつひとつに丁寧な説明を加えられていた。
分析の内容自体に目新しいものはなかったが、IBMのModeler Serverを使って分析の可視化を行っている点は、非常に参考になった。
今日のプレゼン資料はIODC2013のモバイルアプリ(下記リンク参照)からダウンロードできた。
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ちなみに地域連携の話、院長が挨拶にいったのに結果が出ない・・・といった話もされていた。まさにPDCAサイクルが回りだすと地域連携のアクションは洗練されていく・・・という持論の裏付けになる話だった。おそらく広島赤十字・原爆病院は、この結果を受けて行動を変えてくるに違いない。楽しみである。
(本記事の表題「病院にはビジネスアナリティクスが必要だ」は広島日赤の講演の最後のメッセージから引用させていただいた)