meditur insight vol.2より引用した調剤薬局大手の決算状況から、非常に好調である・・・といった感じで、レポートに記載した。
売上高
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営業利益
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経常利益
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純利益
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決算期
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アインファーマシーズ
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142,790
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10,253
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10,547
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4,899
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2012年4月期
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日本調剤
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130,041
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5,464
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4,941
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2,085
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2012年3月期
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総合メディカル
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80,222
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4,848
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4,881
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2,504
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2012年3月期
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クオール
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66,201
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3,308
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1,736
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1,560
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2012年3月期
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図 2 調剤薬局チェーン大手4社 売上高推移 出所: 各社IR資料
多少状況が変わってきたのか、最近、その伸びに少し陰りが見え始めてきていた。
アベノミクスと言われる昨今において、大手4社の株価は日経平均に比べ伸び悩んでいるように思う(総合メディカルを除く)。実際グラフで見たところ(下図:直近半年の日経平均と大手4社の株価推移)、総合メディカル(青線)が4月半ばで高騰していることが例外的と考えると、あとは皆、ハッキリと日経平均(赤線)に負けている。
これだけ株式市場は盛り上がっているのに、直近半年、株価としてはあまり評価されていないのは、調剤薬局ビジネスに少しブレーキがかかってきたと受け取ってもよいのかもしれない。ただ、meditur insightで触れたが調剤薬局チェーンの底力は相当に強いように思う。単なる店舗の拡大・量の勝負から、提供サービスの質の勝負への転換期なのかもしれない。
meditur insight vol.2 「調剤薬局の課題と未来」の表・グラフを引用