2013/04/18

弱者につけ入る『ビジネス』

今朝の朝日新聞のニュースで、パワーヘルスが取り上げられていた。製品自体は薬事法で定められたものであり、販売管理者等の規制もかかり、アフターサービスも含め、中途半端なことは許されないようになっているはずである・・・。

しかし、今朝の記事を読む限りでは、「動脈瘤が治った」など、ちょっと考えればあり得ないと思うようなことまで宣伝で謳われていたようだ。

パワーヘルスの会社ホームページ

薬事法などの法律で規制していくことも重要であることは間違いない。その一方で、患者側も身を守る術としての知識をつけなければ、簡単につけ入る隙を与えてしまうだろう。

ただ、最近事情が変わってきたと思うことは、インターネット上に生の声に近いものがあふれていることだ。例えば「パワーヘルス 効果」というキーワードでgoogle検索を行うと、下のように懐疑的な声を多く見ることができる。

google検索結果
70歳80歳のようなご高齢の方が、こういった情報を能動的に仕入れることは難しくても、家族が代わりに情報を手に入れ助言することは容易である。

弱者につけいる医療は、それは「医療」ではなく、「ビジネス」それも「悪徳ビジネス」に過ぎない。
なお、この記事になっていたパワーヘルス、「頭痛、肩こり、不眠症及び慢性便秘の緩解」には効果があるということだ(薬事法で認可されている内容)、ご参考までに。