2013/05/27

加齢黄斑変性症、積極的な情報提供は「製薬メーカー」

最近、加齢黄斑変性という病名をよく聞くようになってきた。
下のようなコマーシャルも流れているので、見たことがある人もいるだろう。

高齢者の多い目の病気と言えば、白内障、緑内障が有名だったが、最近、加齢黄斑変性も知名度を上げている。

それはCMもそうだし、下のような情報サイトもある。

加齢黄斑変性症についての情報サイト http://www.kareiouhan.com/

これらのCMや情報サイト、作っているのはノバルティスファーマという製薬会社だ。
積極的に情報を流しているのは、製品である「とある薬」を使ってもらいたいから、という営利的な側面を否定することはできないだろう。(もちろん疾患の啓蒙活動をすることで目の病気の早期発見に役立ちたいという善意も)

ただ、こんなCMを見れば、不安になる人も多くいるに違いない。それにつけ込んでいるわけではないが、日本ではここのところブルーベリー関連サプリメントの宣伝をよく見かける。目にはブルーベリーという刷り込みは大成功しているといっても過言ではない。

ではブルーベリーが目にどのような効果があるのだろうか。しっかり理解している人は少ないように思う。そこで次の機会に、ブルーベリーなどのサプリメントや、製薬メーカーが積極的に「とある薬」を使ってもらいたい理由を、AREDSやAREDS2のスタディにも触れつつ、加齢黄斑変性や目の疾患について深堀してみたい。