2013/07/16

「芸人初のボケをドクターストップされた」から考える痛みに対するチーム医療

先日放送されたクローズアップ現代、真面目な内容だったが、ドランクドラゴンの鈴木さんが医者から「からだのことを考えて、すべらないようにしてください」と言われ、「芸人初のボケをドクターストップされた」と告白したシーンは衝撃的だった。

昨年から、ロコモーティブシンドローム(整形外科学会の説明)がこれから増えることに対し、現在の主流である整形外科が中心となり医療を提供するスタイルから、整形外科だけでなく、リウマチなどの内科系や、ペインクリニックなどの麻酔科、さらには精神科など多領域の医師、そしてリハビリテーションのセラピスト、臨床心理士、看護師、薬剤師など多職種が関与していくスタイルが主流になるべきだろうと考えている。

健康年齢を上げることの重要性がますます高まるなかで、ロコモーティブシンドロームにチームで取り組む、このような医療施設を自分ではロコモセンターと呼んでいる。このようなスタイルでの診療、医療施設のデザインに前向きな反応を示してもらえるケースも増えているように感じる。先日のクローズアップ現代は腰痛をテーマにしていたが、ロコモセンターを考える上で、非常に参考になる話だった。内容はウェブでも大体見ることができる(⇒こちら)。時間があれば是非。