以前ブログで次世代統計利用システムの運用が始まったと書いた(http://meditur.blogspot.jp/2013/06/blog-post_10.html)。そのときはまとまった時間が取れずに、APIを触ってみることすらできなかったのだが、ちょこっと触り始めたので感想を。
国勢調査、小地域レベルのデータをAPIで取れるのは便利かも。仕事で分析するときに、e-statで統計表を探してきて・・・という作業を繰り返さずに済む。
例えば、下のリクエストを送信すれば、平成17年国勢調査、さいたま市桜区の人口や世帯数が取得できる。
http://statdb.nstac.go.jp/api/1.0b/app/getStatsData?appId=XXXXXXXXXXXX&statsDataId=T00005311&cdArea=11106
※appIdは利用者が取得したものに置き換える
もちろん、指定する地区を変えれば、そのデータが取得できる。
また、「社会・人口統計体系」も色々使えそうだ。医師数や薬局数などについて特定の地域を分析することはよくあるで、APIを使い、任意の分析したい地域を選んでレポートを作成するようなことも可能だろう。(下の例は、埼玉県久喜市の医師数を時系列で取得するリクエストURL)
http://statdb.nstac.go.jp/api/1.0b/app/getStatsData?appId=XXXXXXXXXXXX&statsDataId=C0020050211232&cdCat01=I6100
XMLでデータが取得できるのは地味にうれしい。
今後もこの取り組みは拡大してもらいたい。特に公開はされているけどPDFでしか配布していない資料などは、このシステムに載せてもらえるとありがたい。オープンデータは情報を資源化する。何も活用できないデータには何の価値もない。