2013/08/19

夏休みに読んだ本・雑誌

今年は仕事の都合でしっかりと夏休み・・・というわけにもいかず、お盆に入る前に墓参りだけ済ませた。ただ、気分だけでも開放されようと本屋でいつもはあまり読まないような本や雑誌を買い、先週末、今週末と読書の時間を堪能した(目論見通りには行かず、子供にも邪魔されたりしたが)。

一番じっくり読んだのは食べ物の本だったりするのだが、それは紹介してもあまり参考にならないだろうから割愛させてもらい、意外と良かった雑誌を紹介したい。Think!の2013年夏号だ。いつも、この雑誌は定期購読していないのだが、タイトルが気になったので買ってしまった(しばらく前に買って、家でほったらかしにしていた)。


下の目次にある特集の分析力に関連するところでは、P.34のマッキンゼーの桑原氏の話と、P.42のバレーボールの話が特に良かった。桑原氏が言及している「狭義の分析」と「広義の分析(analytical thinking)」とアナリティカルシンキングの3つのステップは、これまで自分の経験の中で言葉にすることはなくても、ある程度意識してきた内容が、わかりやすい言葉で書かれていて、非常にスッキリするとともに、足りないところも見えてきた。
そして、昨今スポーツの世界もデータだ!という話は見聞きする機会が非常に増えたが、バレーボールの記事は、アナリストの渡辺氏の苦労と成功体験が詰まったストーリーで、この手の話は、他の現場で読んでもらいやすい記事だと思った。なぜ分析が必要なのか。本質的な答えは、このストーリーに含まれている。

Think! 2013年夏号 目次の一部抜粋
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分析力を鍛える
Sharpening Your Analytical Skills

P.2 Message for Think! Readers
自分で分析してこそリーダーは決断できる
坂根正弘 コマツ 相談役・特別顧問

P18 分析のメカニズムと分析力を鍛えるための3つの方策
 波頭 亮 経営コンサルタント

P.26 データ分析でできること、できないこと
 丸山 宏 統計数理研究所 副所長兼教授

P.34 分析は「設計」「実行」「伝達」の総合力として考える
 桑原 祐 マッキンゼー・アンド・カンパニー プリンシパル

P.42 Think! Meets X
「情報戦」を戦うバレーボールの世界
 渡辺啓太 全日本女子バレーボールチーム アナリスト

P.48 ロジックだけでは人は動かない 分析力に加えて必要な物語思考
 内田和成 早稲田大学ビジネススクール 教授

P.56 分析の前に行うべきリサーチプランニング
 上野佳恵 インフォナビ 代表

P.66 分析力が組織のクリエイティビティを高める
 菊地原 拓 リクルートテクノロジーズ ITソリューション1部
 ビッグデータグループ グループマネジャー

P.76 限られた条件下で結果を出す「有事」の分析力
 植地卓郎 アリックスパートナーズ ディレクター

P.86 事実と論理を合致させる分析サイクル
 桒原隆志 ローランド・ベルガー シニア コンサルタント
 松永憲陽 ローランド・ベルガー シニア コンサルタント

P.98 1日1テラバイトを解析する楽天のデータ分析
 森 正弥 楽天 執行役員/楽天技術研究所 所長

P.104 サイエンスとアートの融合が次なる成長の機会をもたらす
 服部邦洋 有限責任監査法人トーマツ デロイトアナリティクス シニアマネジャー
 永井真理子 デロイト トーマツ コンサルティング CFOプログラム マネジャー

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もう少し買った本がたまっている。読書の秋まで、積みっぱなしにならないように気をつけねば。

その他の読んだ本・雑誌


(積みっぱなしの本は、また別の機会に紹介を・・・)