2014/04/16

10万円の家、大売り出し($1000~、オークション)

家が欲しい。でも、住みたい家を作るほどのお金も無ければ、そもそも東京では必要な土地も買えない。しかし、家の値段はいつまで続くか分からない。人口が今までどおりで、産業の構造が変わらなければ、家の値段は変わらないかもしれない。しかし、間違いなく、人口も産業構造も変わる。正直、そのときに東京の土地の値段はどうなっているか想像もつかない。

人口の変化は、少子高齢化(地域間格差も大きい)が進むことはある程度想定されている。また、身に迫った話とは思えず、どこか他人事になっているが移民の話も出ている。

東京一極集中の議論とも関係する首都機能移転や、自動車の自動運転技術のような新しい技術の登場により、産業の構造自体が変化し、東京の価値が変わる可能性もある。


これらは未来の話をしている。タイムマシンに乗って未来を見てこられる人でない限り、「絶対にこうなる」とは言えない。未来は予想できない。


話は突然海外の話になるが、自動車産業で栄えたデトロイトは、2013年7月に財政破綻している。誰がこんなことを予想できただろうか。


そのデトロイト、納税等の理由で市が所有している空き家をオークションで売るらしい。しかもスタートはわずか1,000ドルから。

デトロイト市の住宅オークションサイト http://buildingdetroit.org/Home

まさか、デトロイトでこんなことに・・・。

世の中、絶対、なんてことはない。今だけ見ていてもダメだ。先週、今週と様々な地域の人口動態を眺めながら、ふとそんなことを考えた。

Detroit to auction vacant homes online. Starting bid: $1,000 - Apr. 14, 2014