2014/04/25

ダベンポート氏の最新刊

5月7日発行予定。amazonでは予約受付中

一昨日、この本の著者であるダベンポート氏の講演を聴いた。2008年当時、アクセンチュアのディレクターを務めていた同氏の「分析力を武器とする企業」が出たとき、自分はまだアクセンチュアにいたのが、つい最近のことのように思うが、もう6年も経ってしまったのか・・・としみじみと思った。

昨日のブログで、調剤データの分析について書いたが、その背景にある考え方は、この「データ・アナリティクス 3.0」の本に書いてあることだ。アナリティクス3.0では、あらゆる部署・組織のデータを複合的に用いて、意思決定支援や商品開発(調剤薬局で言えば「新サービス開発」か)に活かすステージに来た。

これは薬局だけではない。病院もクリニックも同じだ。そして、業種の壁を超えるアイデアを考えることも大事になるだろう。

しかし、データ・アナリティクス3.0の本の帯に「もてあましているビッグデータ」とあるが、これは国のナショナルデータベースのことを指しているのだろうか。ハッカソンのような短いスパンでは何も生まれないだろうが、技術的な面も含め根本から見直したら、相当な価値ある「資源」になると思うのだが・・・。今のままでは掘り出せないメタンハイドレート(シェールガスでもいい)だ。掘り出せないことには精製も加工もできない。以前にもブログで書いたが、日本の新しい資源は「データ」だ。