2月に医療者間のミスコミュニケーションが原因で不信感が生じるシチュエーションについてブログに書いた。
患者が不安になる瞬間 その1
患者が不安になる瞬間 その2
これを防ぐには、医療者間のコミュニケーションを密にする、という古典的なやり方も大事だが、何よりも患者とのコミュニケーション、医療者間のコミュニケーションをすべて記録することが大事だろう。院内で人間がデータを処理する能力には限界がある。しかしテクノロジーの進歩でカバーできるのならば、記録されたすべての会話を整理し、状況を把握することができるかもしれない。
Allscripts社やNuance社の事例を見ているとそう感じる。国内でも医療機関内のデータを整理・蓄積する取り組みの話を聞くことがあり、製品としても良いものが出てきているとのことだ。何を集めるか、大きなチャレンジをしてみてもよいのではないだろうか。