2014/05/08

こどもの虫歯から、相関と因果を考える(第1回)

恥ずかしながら歯の状態はあまり良くない(良くなかった、と言った方が適切か。最近は定期的にケアしてもらっているお陰で、少しはマシになったはず)。

最近の子供達は虫歯が減っているらしい。減ったのには諸説あるらしいが、現在でも地域間格差が大きいというのは、下のグラフのとおりだ。

都道府県別 12歳の虫歯状況(クリックすると拡大します)
出所: 文部科学省 学校保健統計調査(平成25年)を基に作成

そこで、今回から数回にかけて、このデータを基に、相関と因果を考えてみたい。

上の図と同じ内容を未処置歯のある者割合順に都道府県を並び替えたもの

沖縄は最も虫歯が多い。温暖だからか?? いや北海道も多いぞ。寒すぎてもダメか?? 岐阜には名医がいるのか?? などなど、これだけでも様々な情報が見えてくるものの、単なる想像であり、意味はない。2回目では、ビッグデータ時代以前の一般的な分析方法であった、仮説を立て、検証する流れで、虫歯に切り込んでみる。