とはいっても、自分の凝り固まった頭は、男性客・サラリーマン世代が多いとインプットされ続けていた。
午前11時。コインパーキングに五千円札が入らず、困ったときに目に入ったのが目の前にあった松屋。昼にはちょっと早いが食事を済まして小銭を作ろうと思い、牛丼にありついた。
牛丼自体はいつもどおりなのだが、衝撃的だったのは店内だ。たまたまなのかもしれないが、客が全員シニア層だった。6人居て、自分以外は全員70歳以上(おそらく。最高齢は80を超えていたように思う)。そして店員も1名はシニアに近い雰囲気だ。
店内すべての客が70歳以上の年配者 |
日頃、医療機関と関連する仕事が多いだけに、年配層が増えていることを肌で感じているつもりだが、いやいや、色んなところでシニアシフトが起きているものだ。
シニアシフトを敏感に感じ取った牛丼屋は、そのうち「柔らかめ」「やや柔らかめ」「減塩」なんて商品を出してくるに違いない。
当たり前を当たり前とせず、柔軟な発想が求められている。シニアシフトもゲームセンターなどのそもそものターゲットではなかった想定外のところで起きている。興味深いものだ。