2014/07/15

食育に無頓着な沖縄と三重

食育という言葉を耳にする機会が増えてきた。保育園や学校といった教育の場でも、様々な取り組みがなされているようだ。

食育は医療とも切り離せない大事なテーマであり、生活習慣病の予防には、食事に対する正しい理解が不可欠だ。平成26年度版の食育白書によると、生活習慣病の予防等に対する食育への活動参加意欲は非常に高いようだ(下図)。食文化の伝承などとの重要性の比較ではなく、あくまでも参加意欲の比較だ。

クリックすると拡大(出所: 平成26年度版食育白書)

このような機会は、病院や薬局などで設けることができないか考える余地があるはずだ。実際、病院・薬局で積極的に取り組んでいる話は最近多い。

やや余談だが、食育白書には、都道府県別の食育推進計画作成状況をビジュアライゼーションしたものがある(下図)。計画作成に熱心か否かで色を塗り分けているのだが、沖縄、三重、千葉といったところは計画作成が進んでいないようだ。


クリックすると拡大(出所: 平成26年度版食育白書)
これほどまで大きな違いが生じている理由を、上の日本地図から考えてみたいのだが・・・中四国は優秀かと思いきや、鳥取が低いなど、明確な傾向は見つからない。データビジュアライゼーションの価値が少ないようにも思う。

食育白書には、様々な情報・事例が載っているので、時間があるときに目を通そうと思う。

平成26年版食育白書(概要)PDF形式 - 内閣府