今回のNewsweek、特集のテーマがビッグデータだったこともあり、読んでみたのだが、その中でも面白かったのが、表題の「国民1人あたり医療費を100ドル追加したことで延びる平均寿命」の話だった。
アメリカが0.5ヶ月に対し、ドイツは4ヶ月延びるという。
アメリカが極端に短いのは、医療費が高いアメリカの実情を表しているのか、すでに医療の限界に達しているのか。この記事ではアメリカ・ドイツの2カ国比較だったが、おそらく途上国が比較対象にあげられていれば、100ドルで、もっと長い期間の寿命延長が得られるに違いない。
しかし、この記事は、国民1人あたりの平均で100ドル上乗せする仮定であり、寿命を0.5ヶ月延ばすのに誰でも100ドルで十分という話ではない。日本でもそうだが、統計上0.5ヶ月寿命を延ばす抗がん剤が100ドルで手に入ることはほとんどない。(現状、日本では薬価がそういった価値で決まるものではないため)
内容が気になった方は、ぜひ、Newsweekを読んでもらいたい。