2015/01/07

世田谷区は保育所定員を1100人拡大 →10年後、20年後は?

今朝の日経、地方経済面(東京)の記事。

世田谷区、保育所定員1100人拡大 来年度、株式会社も活用 :日本経済新聞


一方で、先日の朝日新聞の記事。

大都市の介護施設、求人難深刻 職員定数割れで閉鎖も:朝日新聞デジタル

対象としているのは、前者が小児、後者が高齢者。不足しているのは、前者が施設、後者が職員。それそれ違いはあれど、現時点での需給バランスを述べている。

設備も人材も、必要なときに必要な分を供給できるだけの流動性を確保することは難しい。

保育所の定員拡大は、団塊ジュニア世代の子育て時期が過ぎたらどうなるのだろうか。介護施設は団塊世代の介護時期が過ぎたらどうなるのだろうか。さらには、大都市と地方では全く事情が異なる。

これらの話は医療でも同じで、現時点での需給バランスを取ることの重要性は認めつつも、客観的に長期ビジョンを描くことが肝要であろう。